大人になっても牛乳を飲み続ける私たちは、動物の中でも乳離れの出来ない唯一の存在らしい。
日本の少子化は進むばかり。
世の中ではベビーオイルで洗顔をし始めたり、ベビーパウダーをフェイスパウダーとして使うといった奇行が流行しているという現実。
今回は赤ちゃんのために作られた赤ちゃんのための「ミルふわベビーミルキーローション」について解析する。
大人にも?ミルふわベビーミルキーローションが人気の理由
安くて安心。これ以上の言葉が見つからないほど「ミルふわベビーミルキーローション」は高コスパ・低刺激。
お肌が弱い赤ちゃんの肌のために作られた保湿剤。
「ベビー」と名の付くモノは優しいのではと、ヤワな大人たちも釣られて使ってしまうと案外良いから話題になる。
大容量・低価格で使いやすい
300ml 700~800円代で買えるというコストパフォーマンスの高さが魅力の一つ。(ショップによって変動あり)
ドラッグストアの安価なボディミルクの中でも群を抜いて低価格。
セラミド配合でお肌の水分を逃さない
お肌の潤いを保つ成分に重要な役割を果たしている「セラミド」が配合されている点が一番のポイントである。
- セラミドとは元々誰のお肌にも存在している、お肌の潤い成分
- 水分を抱え込みお肌の細胞同士を繋ぎとめる役割
- 大人になるにつれ、セラミドは徐々に減ってしまう
だからこそ、乾燥肌には何よりもセラミドを補うことが重要なのである。
他の低価格ボディミルクと何が違う?
大抵、千円以下のボディミルクの保湿剤として使用されているのがミネラルオイル(鉱物油)である。
ミネラルオイルは低価格で安定性も高い事で多くの化粧品に配合されている成分の一つ。
ミネラルオイルはお肌の表面に膜を張り保護をする役割。
元々ある肌の水分の蒸発を防ぐ意味合いでの保湿剤であるため、乾燥したお肌に栄養や潤いをプラスしたいよ、という方には不向き。
だから、乾燥肌にミネラルオイルを使っても、保護はされるが内からの乾燥を改善するのは難しい。
ミルふわベビーミルキーローションは鉱物油フリー処方。
お肌に潤いを与える保湿剤が主成分となっている点が他のボディミルクとの決定的な違いである。
ミルふわベビーミルキーローションのスペック
商品名 | 和光堂 ミルふわ ベビーミルキーローション |
容量 | 150ml/300ml(ポンプ式) |
成分 | 水、BG、グリセリン、スクワラン、メドウフォーム油、 ステアリン酸、ステアリン酸グリセリル(SE)、ラフィノース、 水添レシチン、イノシトール、セラミド3、フィトステロールズ、 ベタイン、アルギニン、グリチルリチン酸2K、トコフェロール、 (アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー、 キサンタンガム、EDTA−2Na、エチルヘキシルグリセリン、フェノキシエタノール |
- BG、グリセリン:一般的な保湿剤
- スクワラン:人間の皮脂に近い、高い保湿効果
- メドウフォーム油:保水効果
- ラフィノース:天然の保湿剤、お肌をととのえる
- イノシトール:肌荒れを防ぐ成分で化粧品に幅広く使われている
- セラミド3:肌荒れを防ぎ肌を保護する保湿剤
- フィトステロールズ:皮膚に柔軟性、滑らかさを与えるエモリエント効果
- ベタイン:非常に低刺激な保湿剤
- アルギニン:肌の潤いを保つ
- グリチルリチン酸2K:肌荒れ防止
成分に含まれる保湿剤は、保湿しつつも肌荒れを防止しながら肌を整える成分構成。
ポンプ式は300mlのみの仕様となっている。
ミルふわベビーミルキーローションはどこで買える?
ミルふわベビーミルキーローションは、
- ドラッグストア
- 大型スーパー
- ホームセンター
- ネット通販
- イオン
どこにでも売っている。置いていない所が少ないくらいに流通しているので非常に便利
ただ、スキンケアコーナーよりも、ベビー用品売り場辺りに置いてあることが多いので注意。
ミルふわベビーミルキーローションを実際に使ってみた感想
ほんとにミルふわ。
ボディークリームではない。乳液、ローション、水っぽさがある。
絶対ベタベタしない、すぐに馴染んでさらりと消える。
伸びが良いのでドバドバ出す必要は無く、全身に伸ばしやすいのが魅力。
敏感肌で刺激に弱い人に◎
ささっと使いたくて適度に保湿する分には問題なし。
しかし、ボディケアアイテムに求めすぎる人には物足りなさを感じる一品。
- 完全に無香料、ボディミルクに香りを求める人には不向き
- しっとり感を重視するならちょっと物足らない、いや大分物足らない
- 極度の乾燥肌でうるうる肌を期待している人には不向き
以上です。
結論:常備したいけどシーン別に使いたい
個人的にボディクリームに香りとしっとりつやつや感を求める自分には物足らない。
しかし、すごくいい匂いのする高品質なボディクリームやミルクって、五千円くらいするではないか。
あれを朝晩ベトベト塗るのは正直勿体ない。でも、周りにいい匂いと思われたい、自分も思いたいからボディークリームやミルクに凝る人は結構いる。
だから夜にミルふわベビーミルキーローションで保湿して、出かける前や朝にお高いボディークリームを塗るが吉。
物足りないからこそシーン別に使いたいと思うのは、やはり品質の良さと、高いコストパフォーマンス。
さいごに。あくまでも赤ちゃんとママために
ベビーブームならぬベビーアイテムブームが到来しているこのご時世。巷では粉ミルクを飲む高齢女子が急増しているとか。
赤ちゃん用のスキンケアの需要が大人に高まっているせいで、赤ちゃんのために使いたい時に売り切れてはならぬだろうという、モラル的な面で議論もされているこのボディミルク。
公式ページにもあるように、なるべく赤ちゃんとママに行き渡るよう心して購入しよう。
しかし、逆に非既婚者・子無しが使えないなんて、と一部のフェミニストが騒ぎそうな案件でもある。