誰もが使いたい・けど高い・けど洗い上りも使い心地も良いクレンジングオイルと言えばシュウウエムラ。
使い心地と、お風呂でクレンジングしている時のの自己肯定感はお値段以上。
クレンジングオイル界隈の中ではここ十数年、常に話題に上がっている人気ブランド。
そんなデパコス代表のクレンジングオイルの成分が、ドラッグストアに置いてあるプチプラ商品と似ている!?という噂が後を絶たない。
今回は、プチプラコスメ「菊正宗マイルドクレンジングオイル」とデパコスコスメ「シュウウエムラアルティム8∞スブリムビューティクレンジングオイル」について徹底比較する。

両方使ったことのある大好きなクレンジングオイル。今回は両者が似ているのかどうか?について徹底解析します
シュウウエムラと菊正宗のクレンジングオイルが似ている!?

シュウウエムラと菊正宗のクレンジングオイル。
これらの共通点は油脂系のオイルとエステル系のオイルを合わせたハイブリット型「油脂系クレンジングオイル」であるということ。
まず、油脂系?エステル系?とは一体なんぞやという方にその特徴を説明したい。
市場に出回っているクレンジングオイルのタイプは次の3つに分類される。
- 炭化水素油系ードラッグストアのほとんどがこれ。するっと落ちるが肌のうるおいまで落とす
- エステル系ー炭化水素油系よりも洗浄力はややマイルド
- 油脂系ー天然由来の植物オイルがベールで、毛穴・乾燥肌ケアに。洗浄力はマイルド
油脂系のクレンジングオイルは天然のオイル成分を主成分としており、肌負担が少なく敏感肌でも使いやすいのが売り。
さらに、肌の柔軟性を高める&毛穴汚れとも馴染みやすいという特徴から、毛穴の黒ずみや詰まり等の、毛穴悩みにおすすめと言われている。
しかし、売っている場所が少なく、高価であるのがデメリットの一つ。

天然オイルの原価が高い為、ドラッグストアのコスメように千円台で買えることは稀なのだ。。。
油脂系クレンジングオイルの詳細はこちら
シュウウエムラと菊正宗の成分比較

では、実際にシュウウエムラの成分と、菊正宗 ライスメイドプラス マイルドクレンジングオイルの成分とそれぞれの特徴を比較してみよう。
アルティム8∞スブリムビューティクレンジングオイルの成分と特徴
出典:https://www.shuuemura.jp/

トウモロコシ胚芽油、パルミチン酸エチルヘキシル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、 ミリスチン酸イソプロピル、ジオレイン酸ポリグリセリル-10、ジカプリン酸ポリグリヤリル-6 オレイン酸ポリグリセリル-2、メドウフォーム油、フェノキシエタノール、リナロール スクワラン、ツバキ種子油、ホホバ種子油、ラウロイルサルコシンイソブロピル、サフラワー油 ジカプリリルエーテル、炭酸ジカプリリル、トコフェロール、ゲラニオール、ダイス油 クエン酸ステアリン酸グリセリル、シア脂、リン脂質、オタネニンジン根エキス ダイサンチクエキス、クエン酸、香料
世界中で愛され6秒に1本売れている※2という、シュウウエムラのクレンジングのメリットは美容液成分75%で洗い上りがしっとり!
主な保湿成分はツバキ種子油:整肌成分 で肌のうるおいをキープして柔軟性を与えるから洗い上りがしっとりと肌が柔らかくなるのが魅力の一つ。
シュウウエムラのクレンジングオイルを一度使ったら手放せない!というリピーターも多い。
※2 2021年クレンジング オイル全種類の世界店舗売上総数に対して、店舗営業時間あたりの年間秒数で算出。

実はシュウウエムラのクレンジングは5種類あって、肌悩みや洗い上りに合わせて選べるラインナップも豊富なのだ!
一番人気はアルティム8のオレンジのやつ!
菊正宗 ライスメイドプラス マイルドクレンジングオイルの成分と特徴
出典:菊正宗ネットショップ

トウモロコシ胚芽油、パルミチン酸エチルヘキシル、 トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル、ミリスチン酸イソプロピル、 トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、イソステアリン酸PEG-8グリセリル 、水、コメヌカ油、コメ胚芽油、コメヌカスフィンゴ糖脂質、フェルラ酸、イノシトール、 ツバキ花エキス、ユズ果実エキス、ドクダミエキス、ヘチマエキス、ゲットウ葉エキス、 ニオイテンジクアオイ油、メボウキ油、イランイラン花油、グレープフルーツ果皮油、 コリアンダー果実油、ベチベル根油、マンダリンオレンジ果皮油、ラベンダー油、 オレンジ果皮油、グルタミン酸、ロイシン、アルギニン、BG、グリセリン、 ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、トコフェロール、 水添レシチン、リゾレシチン、フェノキシエタノール
菊正宗は99%天然由来成分で洗い上りは比較的さっぱり。
そして何よりもコスパ力が高い!ドラッグストアでの取り扱いもあり、気軽に買えるというのも人気の秘密。

思ったよりもさっぱりとした洗い上り。かといってつっぱるわけでもないし、クレンジングオイルのしっとりとした洗い上りが苦手な人には◎
主要成分はほぼ同じ

化粧品の成分を見ると、冒頭に位置する数個が一致しているのが分かる。
これだけを見ると、一致しているのはごくごく一部であり、成分が似ているとは言えないのでは?という疑問が残るであろう。
しかし、化粧品表示を読み方にはコツがある。
記載の順番全成分表記は配合量が多いものから先に書いていく必要があります。その為、一番最初に書かれている成分が、一番配合量の多い成分という事になります。また配合量が1%に満たない成分については、最後にまとめて書けば順不同に書いても良い為、最後の方に書いてある成分は1%未満のものがほとんどです。さらに着色剤については着色剤以外の成分をすべて記載した後に記載します。この着色剤についても順不同で掲載可能です。
https://sabina.jp/column/ingredients-1/
よって一番最初に書かれている成分が一致しているということは、主成分はほぼ同じと考えられる。
よって、シュウウエムラと菊正宗のクレンジングオイルの主成分は似ているかもと言える。
菊正宗とシュウウエムラの主成分オイルベースの特徴

主成分の油脂系オイル成分は両者ともトウモロコシ胚芽油、肌なじみが良く、保湿力・肌の柔軟効果に優れている。
では何故毛穴悩みに効果があると言われているのか?
それは炭化水素油系に比べると油脂系は、オイル成分が肌に馴染みやすいから毛穴の中の汚れとも馴染みやすい。
そして油脂系クレンジングはお肌の柔軟効果を高める為、乾燥して硬くなった皮膚を柔らかくすることで毛穴の汚れを排出しやすくするという仕組みも。
結果、毛穴の詰まりや黒ずみには、油脂系のクレンジングオイルを使用することがおすすめ。
主成分は似ているけれど香りやその他の保湿成分は別!

主成分が似ているから、洗い心地や肌への保湿具合も同じというわけではない。
それぞれのクレンジングオイルには、それぞれに配合されている保湿成分や整肌成分・乳化剤の量などは全くの別物。
だから主成分が同じ=安い方が得!という考え方は不正解。

それぞれ違ってそれぞれ良い!
洗い上りのツッパリ感や香りなど、自分に合ったものを選択しよう!
両方共W洗顔不使用・まつエクOK

日本人は洗顔大国なので、朝はもちろん泡洗顔で夜にはW洗顔勢が圧倒的大多数。
また、洗顔後にさらに拭き取り化粧水も行うというほど、洗顔大好き国である。
しかし、洗顔と言う行為はお肌を傷める一番の原因と言われるほど、最近の美容事情では洗顔の見直しを進めている。
摩擦と紫外線は肌の老化を加速させる一番の悪行。
ニキビができやすい肌でない限り、W洗顔不使用タイプのものを使いたい。
菊正宗 ライスメイドプラス マイルドクレンジングオイルもシュウウエムラもW洗顔不使用、まつエクにも使える点が優秀である。
菊正宗とシュウウエムラ、使い比べて思ったこと

シュウウエムラはもうかれこれ10本以上使った経験がある。菊正宗は5本ぐらい。
大多数の賞賛と、高級品を使っているという高揚感に負けて購入→すごくいい!→使い続けると値段の割に変化なし?→他のクレンジングへ→やっぱりシュウが良い!?
の繰り返し。
確かにカシミヤ肌と言われるほど、クレンジング後のお肌はすべすべしっとり。乾燥知らず。
でも高い。というただ一つのデメリットが常用するかどうかを左右する。
ネトフリにディズニープラスにAmazonプライムに。
ただでさえ個人的にサブスク浪費が常であるから、抑えられるコストは抑えたい。
という事で菊正宗をポチ。
菊正宗の方は、シュウウエムラよりもテクスチャーはとろみがあるが、洗い上りは意外とさっぱり。
しっとり感はあまりないが乾燥するわけでもないので、ニキビが出来やすい人にはシュウよりこちらがいいのかもしれない。
しかしシュウウエムラの洗い上りのしっとりとした潤い感は他では味わえない。
だからどっちも良いし、結局選べない。
結論:さっぱり好きか、しっとり好きか。コスパをとるか。

- シュウウエムラは香りが良い・しっとり潤う・テクスチャーはさらっと
- 菊正宗は安い・洗い上りはさっぱり・テクスチャーはぬるっと厚みあり
違う点は、しっとりか、さっぱりか、テクスチャーと値段。
クレンジングは毎日使うものだから、品質はもちろんコスパも重要だ。
かといって妥協もしたくない。
クレンジングかスキンケアかメイクアップなのか。
どこに課金するかは人それぞれ。クレンジングオイル選びの参考になれば幸いです。健闘を祈る。