化粧水・美容液・乳液・クリーム・日焼け止め・メイク下地・ファンデーション・コンシーラー・フェイスパウダー。
朝っぱらから顔の上に様々なものを塗り重ねて、塗り重ねて、塗り重ねて。
ファンデ肌が日常となって、ノーメイクのすっぴん顔が非日常となる私たちへ。
重い鎧を脱ぎ捨てるには、あまりにも年月が経ち過ぎて恐怖すら感じる。
そんな私たちにとって、ノーファンデ勢が異常者にしか感じられないが「ノーファンデ」が現実味を帯びてきている今現在。
今回は「ノーファンデ」について徹底解析する。
ファンデを塗る・がデフォルトだった私も、脱ファンデで肌が綺麗になったと実感している。
ノーファンデのメリットや魅力・実際に感じた変化について、知らしめしたい!
ノーファンデってそもそも何、定義について
ノーファンデ、って最近聞くけどベースメイクをしないってこと?素肌ってこと?
ノーファンデという言葉は認識され始めているが、その意味や定義についてはまだまだ浸透していないのが現実だ。
ずばり、ノーファンデとは、
ファンデーションを使わない、素肌に近いベースメイクのこと。
である。
でもでも、ファンデ無しで外出って裸で歩くようなものよ?
勇気無いんだけど。。。というファンデデフォルト勢の初心者には非常にハードルの高いメイクでもあります。
化粧下地・パウダーは基本OK
ノーファンデって、全くのすっぴん肌!というわけでは無くて、
- 化粧下地
- フェイスパウダー
の二点は最低限使用した素肌感に近いベースメイクを極めたもの。
ファンデを塗らなくても、最近の下地はカバー力・肌色補正機能などが付いているものもあって非常に優秀。
下地よっては大方は毛穴や色ムラのカバーできるから、慣れてしまえばノーファンデのハードルは意外と低いことが分かる。
えっノーファンデ綺麗すぎでしょ!って思ってたけど、
なんだ、ちゃんと下地とパウダーはしてるんだ。
ノーファンデにはコンシーラーもあり?らしい
ノーファンデの定義は非常に曖昧。
数多くの美容雑誌でも、ノーファンデメイクの特集では「気になる部分にコンシーラーをプラス!」という文言がデフォルトとなっている。
なあんだ、クマも毛穴にもシミにもコンシーラー塗りまくればいいじゃん!?と思っていつしか、ノーファンデ・・・??
結果、何のためにノーファンデをしているのか、私たちはどこに向かっていこうとしているのかという問題に再度ぶち当たる。
ちょっと、この辺でノーファンデについてのメリット・デメリット、
何故ノーファンデが良いのかについて整理していこう。。。
何のためにやるの?。ノーファンデの「メリット」
ずばり、ノーファンデをするべき理由は私たちのすっぴん肌をなめらかに整える為に行う、というのが発端であると考える。
肌の刺激になりうる成分を物理的に避ける。
結果的に、刺激によって起こる肌荒れや乾燥への解決の糸口に。
ノーファンデを行うにあたって得られるメリットは次の通り。
- 肌負担が少ない
- 崩れる心配が無いから綺麗に見える
- 厚塗り感が無くナチュラルに見せることが出来る
ベースメイクをミニマム化することで、肌負担が激減する!
肌負担が少ないから、物理的に避ける事で肌荒れ予防に繋がる
毛穴が詰まる・ニキビが出来る・肌が乾燥する・テカる、これらの原因に繋がる可能性が考えられるのが、
肌に負担のあるファンデーションの常用と、それを落とすための強力なクレンジングオイル×摩擦の日常化
によってもたらされていると言っても過言では無い。
ファンデーションは肌を美しく見せ、なおかつ長時間仕上がりをキープする目的で製造されている。
よって、皮脂では落ちにくい成分が配合されていることはもちろん、それをスポンジやブラシで顔の上に塗るのだから毛穴の中に詰め込んでいるのと一緒。
これをオフするためには、洗浄力の強いクレンジングオイルが必須。
これを毎日続けることによって、肌質によっては負担に感じ、毛穴が詰まる・黒ずむ・肌が乾燥して皮脂分泌が過剰となりテカる原因となる可能性が考えられる。
なんかさ、年齢というのもあるけれど化粧を始める前と後では明らかに後の方が肌が汚くなってるよね。
肌を綺麗に見せたいがために、すっぴんの肌の命を削る。悪循環。
最悪なのは肌負担を減らすために、クレンジングはマイルドなミルクやジェルにする。
結果ファンデ、落ちていない事に気づかないまま毛穴が悪化。という事例も。
毛穴に詰まるかもしれない成分について知ろう
毛穴が詰まりやすい・毛穴が目立ちやすい、といった毛穴に悩み。
そんな毛穴悩みを抱えている肌に、もしかすると負担に成り得るファンデーションだけでなく下地やコンシーラーにも含まれている成分が存在するのはご存じ?
脱ファンデだから良い!というのではなくて、ファンデには肌質によって負担に感じる可能性のある成分が配合されている事が多いから、物理的に避ける事も一つの手。
結果、ノーファンデが肌にいいかもしれない!という話。
以下は、化粧持ちや仕上がりは優れる成分だけど、肌質によっては毛穴に詰まるかもしれないといわれる成分。
- 酸化亜鉛ー紫外線散乱剤。皮脂と結合し、崩れにくくする効果
- トリメチルシロキシケイ酸ー撥水性・潤滑性・持続性に優れている
- フッ素樹脂ー高い撥油性のため皮脂でメイクが崩れにくい
※フッ素樹脂は成分名が「~フルオロ△△」となっている場合が多い
崩れにくい・セミマットなさらさらお肌が持続する優秀な成分。
裏を返せば肌質によって、詰まりやすかったり、クレンジングによっては落ちきらないというデメリットも存在する成分たち。。。
下地・ファンデに含まれる毛穴に詰まりやすい成分の詳細はこちら
ファンデ無しのが綺麗に見える!?
肌悩みが深刻なほど、ファンデが崩れるとより汚く見えてしまう。恐怖。
ベースメイクを重ねるほどに、崩れやすくなるのは事実。
なるべくベースメイクはミニマムに、ノーファンデでいく方が崩れて汚くなる怖さは解消できる。
それだけじゃなく、もし肌に合えば徐々に肌負担によって起きていた肌荒れが起きにくいというメリットが期待できるから、将来的にも、ファンデ無しのが綺麗に見える場合も。
最近は化粧下地もいいものがどんどん出ているからファンデを塗らずとも意外と綺麗に見える。
本当に気になる部分だけコンシーラーを使うでもいい。
そもそも、マスクしてたら毎日ファンデ頑張って塗る必要も無い。
至近距離で肌を拝まれる可能性のある日にだけ、ファンデを塗りたい。
要は使いよう、習慣化が怖いってこと。
意外と少ないノーファンデの「デメリット」
素肌が元々綺麗ならば、ハードルが低いノーファンデという手段。
しかし、毛穴やニキビ・シミなどの目に見えた肌トラブルを抱えている場合、仕上がりの綺麗さだけで見たら、やはりファンデした肌には勝てない。
すっぴんはボロボロだけど見た目の綺麗さを死守するのか、
肌負担を減らして将来なめらかでキメ細かなお肌へケアしていくのか。何を取るかが重要。
デメリットをカバーする考え方
ノーファンデは、デメリットを上回るぐらいのメリットがあるから始めない手は無い。
しかし、そこに立ちふさがるのは、自分の肌が汚く見られたらどうしよう・毛穴が見えていたらどうしようという、自分以外の誰かによる評価への恐れ。
すっぴん肌のコンディションがどのくらい酷いか、というのは置いといて、自分を含め必要以上に自分の肌をコンプレックスに感じている人は多い。
- マスクがデフォルトの近年は肌を露出する機会が無いのでノーファンデで問題ない
- 今の綺麗を取るよりも、将来を見据えて美肌を育てる方が勝ち!
- そもそも、毛穴が見える程の距離で人と接する機会頻繁にある?
大体が気にし過ぎ。そして他人はそんなに気にしてない。
デートなど、自分を良く見せたいタイミングだけファンデを使えばいい。
実際に脱ファンデをして変わったこと。
毛穴・乾燥・たまにニキビに悩む私がファンデーションを日常的に使うのを辞めてから早二年。
毎日、崩れにくくカバー力の高いファンデを好んで塗っていた時よりも明らかに肌のキメは整った。
- 毛穴の詰まり・黒ずみが目立ちにくくなった
- 乾燥しにくくなった
- 結果、キメが細かく毛穴の目立たない肌になった
脱ファンデをすることで、クレンジングオイルもマイルドな洗浄力のものへシフトすることが出来る。
これによって、肌の潤いが保たれ、毛穴の目立ちにくい肌へとシフト。
肌を綺麗にするために、高い美容液や毎日シートマスクやら、色々お金を使っても、根本的な原因を見直さなければ改善の見通しは立たない。
何かを与える事よりも、肌悩みの原因に成り得る何かを排除することで、意外にも得る事の方が多い。
ファンデによって、クレンジングも変わって、結果肌悩みの克服に。
ファンデを辞める事で、色んな所でメリットが生まれる。まさにカオス理論。
成分が重要。ノーファンデのやり方
ノーファンデのやり方は至って簡単。
- スキンケアの後、化粧下地を顔に塗り広げる
- パウダーで軽く抑える
以上。
気になる部分にのみ、コンシーラーを使ってもOK。
しかし、ノーファンデだからと言っても下地にファンデ並みのカバー力と皮脂崩れ防止効果を持ち合わせていれば、毛穴に詰まりやすかったり、クレンジングで落ちにくい場合がある為、それはファンデーションを使っているのと結局同じになってしまう。
本当に、肌を綺麗にするためにノーファンデを始めるならば冒頭に述べたように酸化亜鉛・トリメチルシロキシケイ酸・フッ素樹脂成分が配合されていないものを選択しよう。
これらの成分は、仕上がりや持続性に優れるから悪ではない。
肌に合わない場合は、もしかすると肌荒れが起きにくくなるから避けてみるのも一つの手だよという話。
ノーファンデにおすすめの化粧下地
美肌を作りには、自分の合わない成分を見極めて避けてみるのも一つの手。
しかし、避けるべき成分が配合されているものと、そうでないものを比べるとやっぱり崩れやすくはなるしテカる可能性も上がる。
そこで、実際に色々な化粧下地を試した私が一番使いやすかった・下地だけどカバー力も優秀だったものを以下に紹介する。
結論:美肌になる為には成分重視のノーファンデを始めよう
身体によくない・ダイエットに良くないからと言ってグルテンフリー・シュガーフリーと、厳重に断つ!というやり方は続かない。
だってケーキもドーナツもたまには食べたい。
お肌に関しても、ファンデが良くないから絶対しない。と決めてしまうと、やっぱりファンデを塗った友達とノーファンデの私では見た目の優劣が出てしまう。
そして、気分が上がらなかったり、余計にコンプレックスに感じてしまうから出かけるときや気分を上げたい時にはファンデに頼る。
完全に断つのではなく、まずは制限することから始めよう。
ゆるゆると始めて、結果肌が今よりも綺麗になれば越したことはない。
始めるなら、成分表示をしっかり確認する癖をつけよう。
さすれば我らの素肌も向上する。健闘を祈る。