お肌にハリを与えてなめらかに整えるレチノールは、エイジングケアにおすすめの美容成分。
今まで様々なレチノール美容液を使ってきたが、何やらクリニークのレチノール美容液が良いらしい。
今回は、クリニークから出ているレチノール美容液「スマートリペアセラム」を実際に使ってみて感じたレビューと使い方や効果について解説する。
※エイジングケア=年齢を重ねた肌にうるおいを与えること
そもそも、レチノールって何に良いの?
レチノールとは、ビタミンAのこと。
レチノールには肌のターンオーバーをサポートする効果が期待できる。
これによって、肌の弾力・ハリを担うコラーゲンの生成がサポートされ、乾燥による小シワをめだたなくさせ、肌のキメを整えるとされている。
これをスキンケアに取り入れる事で、乾燥による小シワ・乾燥・毛穴悩み・ハリ感の低下といった肌悩みにアプローチし、キメ細かでフラットなもっちりとしたお肌へ導くという成分である。
特に20代後半から、エイジングケアとして取り入れたい成分でもある。
レチノールを塗り続けた肌とそうでない肌、なめらかなを維持するか、シワシワに萎れるのか。。。。
※エイジングケア=年齢を重ねた肌にうるおいを与えること
レチノールの効果についての詳細はこちら
クリニークの「スマートリペアセラム」の成分がすごい
https://www.clinique.jp/
話題の美容成分「レチノール」を取り入れたブランドは数多い。
それぞれのブランドは、レチノールをただ単に配合するだけでなく、ナイアシンアミドやシカ成分等の様々な美容成分との組み合わせで、使用感や得られる効果、テクスチャーなどに違いがある。
この、クリニークから出ているレチノール美容液は、ペプチド&レチノール&ヒアルロン酸という肌のハリ感に着目した美容成分の組み合わせが特徴的だ。
次に、それぞれの成分について解説する。
クリニーク「スマートリペアセラム」成分解析
商品名 | スマート リペア セラム |
容量 | 30ml / 50ml |
商品詳細 | 3つの先進アプローチで、美しく引き締まった“弾力美肌”へ。 目指すのは、肌密度、なめらかさ、弾むハリ。 独自の「CL1870ペプチド複合体」配合の「新・リペアセラム」。 ※公式より抜粋 |
全成分 | 水・ジメチコン・イソドデカン・BG・グリセリン・ ポリシリコーン-11・アスコルビルグルコシド・ PEG-6・PEG-10ジメチコン・ ジメチルイソソルバイド・ポリメタクリル酸グリセリル・ (アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa) コポリマー・ポリソルベート20・ホエイタンパク(牛乳)・ (アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP) コポリマー・リン酸2Na・水酸化K・イソヘキサデカン・ ジカプリン酸PG・カプリリルグリコール・クエン酸Na ・リン酸Na・カギイバラノリエキス・酸化チタン・ 酢酸トコフェロール・ヒマワリ種子エキス・カフェイン・ ツクシメナモミエキス・PEG-8・シマテングサエキス・ 合成フルオロフロゴパイト・グリチルレチン酸・ ポリソルベート80・ヒアルロン酸Na・ レチノイン酸ヒドロキシピナコロン・アセチルグルコサミン・ カルボマー・コレステロール・EDTA-2Na・ヘキシレングリコール・ スクワラン・オオムギ種子エキス・バクガ液汁・オオムギエキス・ コムギ胚芽エキス・キュウリ果実エキス・酸化スズ・ アセチルヘキサペプチド-8・パルミトイルトリペプチド-1・ パルミトイルテトラペプチド-7・トコフェロール・クエン酸・ フェノキシエタノール・ソルビン酸K |
肌のハリ感特化したレチノール美容液と思いきや、肌荒れを防いでなめらかに整えるグリチルレチン酸も配合。
さらに肌のうるおいをキープし弾力・ハリを与えるヒアルロン酸Na。
これは万能。
ハリ感アップを目論見つつ、荒れた肌も整えていくという、皮膚医学から生まれた「クリニーク」というブランドのこだわりを感じる。
ハリ感・肌密度を左右するCL1870ペプチド複合体
クリニークがこの美容液の中で最も推している成分は、「CL1870ペプチド複合体:ハリ成分」というもの。
このCL1870ペプチド複合体の内訳は、ホエイタンパク・カギイバラノリエキス・カフェイン・アセチルヘキサペプチド-8・パルミトイルトリペプチド-1・
パルミトイルテトラペプチド-7という成分。
それぞれのスキンケア効果は下記。
- ホエイタンパクー肌にうるおいを与えてなめらかに整える
- カギイバラノリエキスー水分保持能力に長け、肌のうるおいをキープ
- カフェインーお肌を引き締める
- アセチルヘキサペプチド-8ー「塗るボトックス」とも言われている
- パルミトイルトリペプチド-1ーコラーゲンの生成サポート、ハリとうるおいを作る
- パルミトイルテトラペプチド-7ークマ・くすみにに潤いを与えて明るい印象へ
メリットしかないCL1870ペプチド複合体。。。
ちなみに塗るボトックスといわれるアセチルヘキサペプチド-8配合のシートマスクを常用しているが、肌がふっくらとなめらかになります。
詳細は下記。
A反応が起きにくい!?次世代型レチノール
レチノールといえばA反応。
A反応とは、レチノールを肌に塗る事によって起きる可能性のある皮むけ、赤み、荒れなどのネガティブな症状のこと。
美容効果が高い反面、敏感肌には副作用リスクもあるレチノールという成分。
しかし、この美容液に配合されているレチノイン酸ヒドロキシピナコロンは、従来、お肌に塗布後レチノイン酸に変化することで効果を発揮してきたレチノールや、レチナール、パルミチン酸レチノールとは違い、塗ってすぐにアクティブに働くからA反応が起きにくい次世代型レチノールと言われている。
※全ての皮膚に刺激が無いという事ではない
レチノールと言っても種類は様々。従来のものはお肌に塗った後で成分が変化するからA反応が起きやすいのね。。。
クリニークの「スマートリペアセラム」の効果
様々な美容成分についてつらつらと解説してきたが、ずばり、クリニークスマートリペアセラムによって得られる効果とは、
- 肌のハリ感アップ
- キメ細かなお肌へ
結果、乾燥による小シワや毛穴悩みにも目立たなくさせる。
これ以上も、以下も無い。
私たち女性はキメ細かで毛穴の目立たないフラットでもっちりとしたシワ一つない肌を目指してスキンケアをがんばっているのだ。
クリニークはわかってる。
クリニークの「スマートリペアセラム」の口コミ
A反応は起きにくい、しかし効果も分からない、微妙。
という声もあれば効果を感じる口コミもアリ。
成分は申し分ない構成であるし、クリニークの宣伝力も説得力あるぞ?
けっこう賛否両論が分かれるスマートリペアセラム。。。その効果はいかに?
実際にスマートリペアセラムを使ってみた感想
手持ちのレチノール美容液が底を尽きたので、無難にクリニークを選択。
購入きっかけはレチノールが入っているから。ただそれだけ。
後からペプチドやら様々な美容成分配合であると知り、心躍る。
実際に使用してみたレビューを以下に綴る。
使い方は?
化粧水の後、すぐに使用。
量は2プッシュ。2プッシュで十分な量。
敏感肌民は皮膚の薄い目元を避けるほうが良いとされているが、わたしは瞼も含め顔全体に塗り込んでも刺激無し。
テクスチャー、コクあり。馴染む
こっくりとしたジェルのようなテクスチャー。
油分は少な目で水分が多い感じ。
肌の上に滑らすと、すっと馴染んで無くなる。馴染みが早すぎてびっくりするぐらい。
非常にさっぱりとしている、保湿力欲しい
塗ったあとのお肌は非常にさっぱり。
ベタつきが苦手な脂性肌・ニキビ肌にはとってもいいかも。
しかし、私は保湿力がほしい・肌のもっちり感が欲しいので非常に物足らない塗り上がり。
その後の乳液やクリームは個人的に必須。
キールズのレチノール美容液のあのもっちり感が恋しい。
敏感肌にも使いやすく・肌荒れ時に良い
レチノールは肌が荒れていたり、乾燥がひどい時に使うとピリピリする時があるが、クリニークは比較的使いやすい印象。
A反応のせいでレチノールが使えないよ、という敏感肌勢にはおすすめかもしれない。
スマートリペアセラムはこんな人におすすめ
個人的にはお肌のもっちり感、保湿力がもう少し欲しいところ。
しかし、
- 皮脂分泌の多い肌
- 肌荒れが気になる肌
- スキンケアのベタつきが苦手な方
- 敏感肌
には、さっぱりしていて肌馴染みも良くベタつきも残らないスマートリペアセラムはおすすめ。
とにかくさらっと、使いたい人やA反応でレチノールとの相性が過去に悪かった、という人には◎
結論:目に見えた効果は未だ。もうちょっともっちり感・保湿をくれ
エイジングケアに特化した申し分ない成分構成のクリニーク・スマートリペアセラム。
使用を開始して一か月。未だ特段何かが変わった、という実感はない。
それもそのはず、レチノール美容液と肌の関係はマラソンと同じ。
適宜適量を長く使う事で、なめらかな肌を保つと言われるレチノール。
そして、まだエイジングが深刻でない30代前半までが感じる効果は「現状維持」。目に見えた効果は薄い。
十年・二十年後の肌への投資と言う感覚だ。
レチノール美容液はこれからも使い続けるつもりではあるが、クリニークじゃなくてもいいかな、というのが率直な感想。
これからの私たちはスキンケアにレチノールを取り入れるのは必須、どのブランドが良いかは自分の好み次第。
自分に合ったレチノール美容液を見つけてみよう。健闘を祈る。
※エイジングケア=年齢を重ねた肌にうるおいを与えること