ピーリング、というアイテムは個人的にちょっと手が出しにくいアイテムでもあり常に脇目に通り過ぎてきた存在。
その理由は、間違った使い方ひとつで肌へのダメージに繋がる場合もあるからで、実際に体験済みだからである。
今回試したビープレーンの緑豆ミルクピーリングジェルはそんな敏感肌の為のピーリングといっても過言ではない。
肌当たりもマイルドでピーリング特有のピリピリも無し。ごくたまに肌に蓄積された汚れや角質を一掃してあげるのにちょうどいい。
今回は、緑豆ミルクピーリングジェルの実際の使い心地や成分・使い方など徹底レビューしていきます。
この夏発売したばかりのピーブレーンの緑豆ミルクピーリングジェル!
今回はお声を掛けていただき、貴重なお試し体験をさせて頂いた次第。
ビープレーンってどんなブランド?なぜ人気?
be plain(ビープレーン)とは2018年に韓国で生まれたブランドで、発足から数年経たずとして韓国の人気コスメ専門口コミサイト「ファへ」で常に上位にランクインしているコスメブランド。
2021年に日本にも上陸し、沸々と日本でも人気を博している。
- スローガンは「植物由来のシンプルかつ低刺激な成分にこだわり、肌本来の力を引き出す」
- 敏感肌でも使いやすい低刺激なスキンケアアイテムが豊富
- また環境を配慮したパッケージや動物実験を行わないなど「クリーンビューティー」を代表するブランド
ファへは韓国版の@コスメ的な存在!
ビープレーンの肌負担を考え抜いた成分構成がスキンケアのやり過ぎで疲れた私たちの肌にマッチする。
緑豆ミルク ピーリング ジェルは敏感肌を労わりながらの毛穴ケアアイテム!
ピーリングジェルってph強酸性であるタイプが多く、これにより肌質によっては一歩間違えると刺激になりうるけれどこれは敏感肌の為の弱酸性!
ピーリングってなぜやるの?やらなくてもいい?
不要な角質は溜まりに溜まると毛穴詰まりにも。
だから私たちは角質の溜まったゴワゴワとした肌に活を入れるべくピーリングに走る。
ピーリングはそんな不要な角質の排出をサポートするアイテムで、肌がつるっとなめらかに整うから気持ちがよく何回もやってしまう。
でも本当はピーリングをすべきでないケースも存在することを頭に入れておきたい。
まずはターンオーバーを知る
私たちの肌は角質層と呼ばれる層で覆われている。
角質層は28日周期で古くなると垢となって剥がれ落ち、新たな角質層へと生まれ変わる。
これをターンオーバーと呼ぶ。
このターンオーバーがさまざまな原因となって乱れると、肌トラブルが勃発するの!
加齢と共にターンオーバーの周期は長引きやすい傾向に。肌がごわつく場合はターンオーバーが滞って角質が溜まっている可能性も!
ピーリングをしてもいい場合
ターンオーバーが長い、滞っている場合は角質の排出が上手くいかずに溜まりやすいことから、ピーリングアイテムでターンオーバーの促進をサポートしてあげることも一つの手。
- 肌がゴワゴワする
- 角栓・角質が気になる※
- スキンケアの馴染みが悪い
- メイクノリが悪い
- 肌に透明感が無い
このような場合はもしかするとターンオーバーが滞っている可能性が考えられるが、この例が確実にそうであるかというと言い切ることは出来ない。
あくまでも指標の一つとして!また注意すべきなのはターンオーバーが早まってる場合も角栓や角質が気になるケースが存在します!
ピーリングをしない方がいい場合
ピーリングを避けるべき状態はずばり、肌のターンオーバーの周期が異常に早まっている時!
- 肌が敏感である
- 化粧水などのスキンケアがしみる
- ピーリングを行なっても繰り返し角質や角栓が気になる、すぐに復活する
間違ったスキンケアなどによる刺激や摩擦の与え過ぎは肌が守ろうとしてターンオーバーが早まり、角質を急いで産生する特徴がある。
これによって生まれた角質は不揃いで定着しにくい。だから毛穴に詰まり角栓が出来やすくなるケースも多い。
ピーリングのやり過ぎで角栓が無限に出没する事態に。
角栓が気になる×スキンケアがしみるなど敏感な場合はターンオーバーが異常に早まっているのかも、この場合はピーリングなどの肌に刺激や摩擦を与えるケアは避けるべし。
どうしても気になる場合は一旦リセットする名目でなるべくお肌にマイルドなピーリングを。
ビープレーンの緑豆ミルクピーリングジェルはそんな敏感肌にも使いやすいピーリングアイテム!
緑豆ミルク ピーリング ジェルの成分解析と利点
>>スライドで全表示
商品名 | ビープレーン緑豆ミルク ピーリング ジェル |
内容量 | 120mL |
全成分 | 緑豆エキス、精製水、グリセリン、コットン粉、トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル、 ステアルトリモニウムメトサルフェート、1,2-ヘキサンジオール、ラウリン酸ポリグリセリル-10、 水添C6-14オレフィンポリマー、ジプロピレングリコール、 (アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、オウレン根エキス、 ポリグリセリン-3,メチルグルセス-20,メチルグルセス-10, グリセレス-26, カルボマー、BG、乳酸桿菌/豆乳発酵液、ダイズ種子エキス、プロバンジオール、デキストリン、 EDTA-2Na、加水分解大豆タンパク質、クエン酸Na、クチナシ果実エキス、エチルヘキシルグリセリン、 パンテノール、水添レシチン、アラントイン、リン酸3Na、グルコノラクトン、キサンタンガム、 カプリロイルサリチル酸、ヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸 |
青色ラインは水溶性保湿成分・太字は油性のエモリエント効果(肌の水分蒸発を防いでうるおいを保ち肌を柔らかくする)のある成分!赤色ラインは肌荒れ防止効果やキメを整えるなどの効果が期待できる成分!
その他は増粘剤や乳化剤・安定剤や紫外線防止成分などの成分!
ピーリングアイテムには珍しい弱酸性!
出典:ビープレーン
ピーリング系のアイテムが肌に負担が掛かりやすいと言われる理由は、大体が強酸性であり肌質によっては刺激を感じやすい事と、摩擦による刺激。
Wの刺激によって使い方を間違えれば逆に肌にダメージを与える要因にもなる。
ビープレーンの緑豆ミルク ピーリング ジェルはピーリングには珍しい弱酸性!
- 肌のバリア機能が保たれた健康な肌は、中性よりも少し酸性に近い「弱酸性」に位置している
- 肌を刺激から守り、乾燥を防ぎうるおいを保つ弱酸性の肌が私たちの理想とする肌状態は弱酸性
敏感肌にも使いやすいとされている理由は弱酸性にあった!
ピーリング効果のあるLHAを配合
カプリロイルサリチル酸(LHA)は、肌に溜まった不要な角質を柔らかくして取れやすくするピーリング成分の一つ!
ピーリング成分で良く聞くグリコール酸や乳酸・フルーツ酸は水溶性であることから、肌表面の角質除去効果に優れるが、緑豆ミルク ピーリング ジェルに含まれるカプリロイルサリチル酸は脂溶性!
だから肌馴染みに優れ、毛穴の奥にも馴染みやすいから詰まり毛穴に適したピーリング成分なのだ。
緑豆エキスベースで肌あたりもマイルドに
韓国では洗顔が無かった時代、緑豆ペーストを使って洗顔してきたとか。
日本では馴染みの無い成分であるが、緑豆は韓国や台湾では美容に欠かせない成分として多く使われている。
- 肌荒れ予防効果があるとしてゆらぎやすい敏感肌に使われている美容成分
- 緑豆自体にはポリフェノールが豊富で栄養たっぷり
刺激を感じやすいピーリングアイテムの刺激を緩和ししっとりと保つのが緑豆の醍醐味!
ピーリング後の肌を整える成分構成
- パンテノールー肌を健やかに保ち、乾燥したお肌に潤いを与える
- アラントインーダメージを受けたお肌を健やかに保つ
- ヒアルロン酸Naー肌の潤い蒸発を防ぎしっとりと保つ
ピーリングで多少なりとも刺激を受けたお肌をすぐに労わる成分構成!
その他にも肌キメを整える植物エキスや保湿成分などもちゃんと入ってます。
口コミを元に実際に緑豆ミルク ピーリング ジェルをレビュー
過去にピーリングをやり過ぎたり、肌に合わないものを使って余計に毛穴や角栓が目立つという個人的体験をしたのでピーリングにはやや抵抗が。
しかし、肌負担無く敏感肌でも使えるコスメを扱うピーブレーンというブランドから緑豆ミルク ピーリング ジェルのモニターのお話を頂いたのがきっかけで今回試してみた次第。
香りは?
香りは無香料。
原料っぽい香りはほんのりするが臭くは無いので気にならない程度。
テクスチャーは?肌馴染みは?
出した感じはやや粘度のある乳液、というか乳液とジェルの中間みたいなテクスチャー。
成分にコットン粉というあまり見たことの無い成分が配合されており、これが溶け込んでいる?せいかちょっと滑らかでは無い感じ。
肌に馴染むというよりも肌の上に乗っかっている感覚。
また、肌に乗せた後ゆっくりと馴染ませるように滑らせると、白い塊ががみるみる浮かび上がってくる、ピーリングジェル特有のアレだ。
これの正体はカルボマーという増粘剤と多分コットン粉。
スキンケアの後日焼け止めを塗った時に、相性が悪いと白いカス、モロモロが出ることがよくある。あれもカルボマーのせい。
今回はカルボマーのモロモロにコットン粉が巻き取られて白いカスに変化するタイプのピーリングジェルであると予想。
角質や毛穴汚れはとれる?
この白いカスか肌の上に発生することにより、毛穴汚れや不要な角質を優しく巻き取りオフ、という採算で、確かにこれを使うと小鼻のザラザラがつるっとする。
ただ全部ゴッソリとれるかと言われると全部はとれず、ある程度はオフできている感じ。
毛穴の奥に詰まった頑固な黒ずみは取れない奴もいる、でも継続で毛穴詰まりを予防しながらケア出来るので上等では。
刺激は?
個人的に刺激はほとんど感じず、よくある酸が入ってるピーリング美容液はピリピリするけどこれはピリピリも無し。
ゴシゴシ擦ればそりゃ刺激になってしまうが、説明書通り優しく滑らせる程度なら刺激になりにくい
保湿力は?
洗った後、しっとりするわけでは無いがピーリング特有のつっぱり感は無い。
洗い流すアイテムなので保湿もできるわけではないが、ヒアルロン酸などの保湿成分が添加されていることでピーリング後の肌を乾燥から守ってくれる役割は期待できそう。
持ちは?
ピーリングってしょっちゅう使うものでは無いからかなり持ちそう。
個人的には肌質にもよるが週一、または二週に一回の使用で十分。
やはりやり過ぎるのはNG。そう考えると下手すれば一年近くは持つのでは?という印象
使って分かった!緑豆ミルク ピーリング ジェルのメリットデメリット
あくまでも肌負担を考えたアイテムだから物足りないと感じる人も。。。
緑豆ミルク ピーリング ジェルはこんな人におすすめ!
- 敏感肌から乾燥肌など全ての肌質に◎
- ピーリングが刺激に感じる人
- 肌に負担を与えず優しく角質を除去したい人
過去にピーリングアイテムで肌が敏感になったという人にぜひ推したい!
逆に緑豆ミルク ピーリング ジェルがおすすめじゃない人は?
- 毛穴の黒ずみや汚れを一度で一掃したい人
- スキンケアで香りを楽しみたい人
黒ずみ汚れを短時間で一掃するするほどの威力は時に肌を痛めるしやっぱり取れない場合も。
肌負担を減らすにはマイルドなものを継続して使うが鍵!
緑豆ミルク ピーリング ジェルの使い方や順番!
洗顔・クレンジング→緑豆ミルクピーリングジェル→化粧水→美容液→クリームなどのいつものスキンケア
- 濡れた肌または、乾いた肌に適量を馴染ませやさしく滑らせるようにマッサージする
- モロモロが出てきたら水またはぬるま湯で洗い流す
- なるべく摩擦を加えないように優しく馴染ませる程度に
- 使用頻度は週1が目安
- 使用するときは目や口の周りを避けること
個人的には二週間に一度でもいいぐらい。
決してやり過ぎないこと。肌質に合わせて調整するべし。
結論:マイルドな成分で肌を労りながらケアできるピーリング剤
角質角栓にはピーリング!と、私たちは肌が傷んでいるのも気付かずにガンガンピーリングをやり過ぎてしまいがちだ。しかし、過度な刺激がより不完全な角質量産、つまり角栓無限ループの始まりであることに気づいてほしい。じゃあピーリングはやらない方がいかといわれるとモノと状況による。
ピーリングで肌が敏感になっている人はまず一休み、そうでもない人はなるだけ刺激の少ないマイルドなアイテムで優しくケアするが正解。
それに匹敵するのが、緑豆豆乳をベースにした緑豆ミルク ピーリング ジェルである。洗顔料の無い時代、韓国では緑豆ペーストを洗顔料として使っていたとか。
日本には無い新たな発想が肌の治安維持に貢献するやもしれない。
お肌に優しいピーリングアイテム選びの参考になれば幸いである。健闘を祈る。