「くらしと、ともに」というコンセプトのもと、1968年のブランド誕生時から変わらず、続けやすい価格と安心の成分で信頼できる製品を世に送り続けてきたちふれ。
ドラッグストアやスーパーなどの手に取りやすい場所でいつもそばにいてくれるコスメ、そんな印象だ。一度はお世話になったことがある人も多いのではないだろうか。
ちふれには価格に見合わない素晴らしい機能性を備えたアイテムが多くあるが、今回はそんなちふれの隠れた名品、ルースパウダーについて口コミや成分解析を交えながらレビューしていく。
ちふれのパウダー、なぜバズらない?ってほど隠れた名品。
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ちふれ ルースパウダーは何が良い?
今年のベスコスに入れるわ!ってぐらい使用感良かった
どっちがいい?ちふれ ルースパウダー 色選び
自分の肌にぴったり合うルースパウダーを選ぶのは意外と難しいもの。ちふれのルースパウダーは、肌の色や仕上がりの好みに応じて選べる2つのカラー展開。どちらが自分に合うのか、選び方のポイントを詳しく解説!
1ルーセントがおすすめな人
- サラサラな陶器肌になりたい人
- テカリやすくメイクの際はなるべくマット肌にしておきたい人
- 毛穴をふんわりとぼかしておきたい人
- パールやラメが入っているパウダーが苦手な人
- 自然にテカリやツヤを抑えたいメンズメイクにも
個人的にはルーセントの方が好きな仕上がり。ふわっとシームレスでシーン問わず使いやすい◎
2パーリールーセントがおすすめな人
- ツヤ肌に仕上げたい人
- のっぺりした印象を緩和して立体感のある肌に仕上げたい人
- 華やかな雰囲気を演出したい人
- ナチュラルなハイライトとしても使えるものがいい人
- パール感のあるものを探している人
ちょっとぎらつきがあって個人的には苦手。毛穴の気になる人には悪目立ちするかも、でも華やかさはgood!
ちふれ ルースパウダーの1と2を実際に塗り比べてみた
「ちふれのルースパウダー、1と2どっちが自分に合うんだろう?』そんな疑問を解決するために、実際に両方を塗り比べ!ナチュラル仕上げ派もカバー力重視派も、きっと参考になるリアルな使用感レポートをお届け。
色味の違いを比較
1ルーセントは、白に近いライトベージュ。 肌に乗せるとベージュの色みはほとんど出ない。
2パーリールーセントはルーセントと同じ色をベースにパール感をプラスしたもの。 ゴールド系の割合が多めのパールのためイエベの人には特に馴染みやすいが、目立つパールではないのでパーソナルカラー問わず使える。
仕上がり、質感の違いを比較
1ルーセントは、ふんわりと薄くベールをかけたようなトーンアップ効果でファンデと馴染みながら透明感を底上げしてくれる。
毛穴カバー効果も高く、赤ちゃんの肌のような毛穴レスですべすべとした柔らかそうな美肌に見せてくれる。 ナチュラルな素肌感が好きな人や毛穴カバー重視な人はこちらがおすすめ。
2パーリールーセントは繊細なゴールド系パールなので、自然にツヤ感をアップ&表面はサラサラをキープしてくれる。 上品なパール感なので派手になりすぎず、日常生活でも使いやすい。
ツヤ肌が好きな人や立体感を求める人はこちらがおすすめ。
持ちは?
表面をサラサラに整えて皮脂崩れを防いでくれるのでファンデのみの場合より持ちはアップする。
また、ホホバ種子油配合なので乾燥崩れも起こしにくい。 ただ、長時間崩れにくい処方ではないため仕上がりはキレイでも時間が経つと少し崩れるという口コミは多数あり。
成分はどう違う?ちふれ ルースパウダーの1と2の成分解析
着色成分 マイカ 適量
〃 酸化鉄 適量
感触改良成分 ステアリン酸Mg 7.23%
油性エモリエント成分 ミネラルオイル 1.30%
〃 ミリスチン酸オクチルドデシル 0.35%
〃 ラノリン 0.09%
〃 ホホバ種子油 0.01%
防腐剤 メチルパラベン 0.10%
製品の酸化防止剤 トコフェロール 適量
基剤 タルク 全量を100%とする
着色成分 マイカ 適量
〃 酸化チタン 適量
〃 酸化スズ 適量
〃 酸化鉄 適量
感触改良成分 ステアリン酸Mg 7.23%
油性エモリエント成分 ミネラルオイル 1.30%
〃 ミリスチン酸オクチルドデシル 0.35%
〃 ラノリン 0.09%
〃 ホホバ種子油 0.01%
防腐剤 メチルパラベン 0.10%
製品の酸化防止剤 トコフェロール 適量
基剤 タルク 全量を100%とする
太字は油性のエモリエント効果(肌の水分蒸発を防いでうるおいを保ち肌を柔らかくする)のある成分!その他は増粘剤や乳化剤・安定剤や紫外線防止成分などの成分!
1ルーセントと2パーリールーセント、違いはパールの有無のみ!
ルーセントとパーリールーセントの基本的な成分は同じ。
パーリールーセントに関してはルーセントの成分にプラスで酸化チタンと酸化スズの表記があり、これらがパール感を出す成分として配合されている。
どちらを選んでも仕上がりの違い以外にほとんど差はないが、パーリールーセントにのみ含まれる酸化チタンではごく稀に金属アレルギーの人が肌荒れを起こしたりするので気になる場合はパッチテストをしてからの使用が安心。
2種の粉体成分でスベスベ感と上品なツヤを両立!また保湿成分も配合で乾燥知らず!
スムーズフィットパウダー=ステアリン酸Mgはなめらかでソフトな粉体成分。これが肌当たりの柔らかさを実現し肌への密着感を高めて毛穴や小じわなどへもフィットするため、きめ細かくフラットな印象に見せてくれる。
またブライトニングクリアパウダー=マイカは非常に細かい粉末で表面が反射して光沢感が出しやすいことから、パウダーでありながらツヤ感を残した仕上がりを可能にしている。
さらに保湿成分としてホホバ種子油も配合されており時間が経っても乾燥しにくい高い保湿性を実現しているため、乾燥肌の人にもおすすめできるパウダーと言える。
1ルーセントも2パーリールーセントも酸化亜鉛フリーで肌負担の少ない使い心地!
酸化亜鉛自体は安全性が高く、日焼け止め効果の付与や皮脂崩れ防止の機能としてパウダー系の化粧品にも配合されることが多い成分。
しかし近年、この酸化亜鉛が毛穴詰まりや肌トラブルの原因となりやすいということが明らかになってきたため、避けているという人も。
化粧品での肌荒れや毛穴の詰まり、そこから派生した毛穴の黒ずみやニキビなどに悩んでいる人は、一度化粧品を酸化亜鉛フリーのもので揃えてみるのもひとつの方法。
ちふれのルースパウダーはどちらのカラーも酸化亜鉛フリーの処方なので酸化亜鉛を避けてメイクしたい人にもぴったりのパウダーと言えるだろう。
自然に肌をキレイに見せてくれる効果も高いので肌を休めたい日の手軽なメイクとして、下地や日焼け止め+こちらのルースパウダーだけで仕上げるのもおすすめ。
総評
全成分表示を見ると他社のルースパウダーよりも配合成分自体が少なくシンプルな構成であることがひと目でわかる。
毛穴や色むらを整えながら肌を美しく見せ、ファンデーションの仕上げにフィックスさせるためのパウダーとしての基本の機能はしっかり抑えつつ肌への負担も少ない必要最低限の成分で構成されているところがとてもちふれらしい。
ちふれ ルースパウダーのSNSや口コミサイトでの評判!
今日は久しぶりに!
— にしおさん。 (@AVANCE_nishio) November 6, 2023
スッピンです✨️
たまには肌を休めないとね〜( ˙꒳˙ )
スッピンの日は
ちふれ ルースパウダー
この子が個人的に好きです♡
完全無添加ではないですが、 #オルビス 同様お肌に優しいし
日焼け止め&この子でわりと毛穴が目立たず
かと言ってスッピン感も残してくれるので… pic.twitter.com/Oq54D6OybG
#コスメ購入品
— しなもん (@94cannelle) April 15, 2023
୨୧ちふれ ルースパウダー N
2 パーリールーセント
前のパウダー使い切ってから手持ちので繋いでいたので、毎朝のメイク用に購入。割と評判良くて気になってたのでようやく🙌🏻 パール入りで、パフも結構厚みがあってフカフカでよさげ! pic.twitter.com/vgQDwirn8T
ドラッグストアで買い漁った酸化亜鉛フリーのフェイスパウダー5選を勝手にPICUP検証&TOP3発表。
— ななな|脱ファンデ計画 (@sonokyomunikiku) July 12, 2024
①マジョマジョの圧勝だった、ドーリースキンとはこれのこと。
②ちふれ想像以上でやばい、絶妙なセミマット感で持ちも良くお値段以上。
③皮脂崩れ、テカリ防止ならKATE一択。さらさらの持続性凄い。 https://t.co/5w46uQqpFT pic.twitter.com/HqqmNZg8QK
隠れた名品と言われるちふれのフェイスパウダー使ってみた。エリクシールのUV乳液の上に乗せてみたけど、うん仕上がりはデパコスのと遜色ない。直後はちょっと粉感あるけどキープスプレーで違和感ゼロ。パフも充分厚みあって気持ちいい。夕方までほぼ崩れなしでした。#ちふれ pic.twitter.com/uZOMNPCL2j
— たまき@義母と同居中 (@tamadaraokusama) December 1, 2024
ちふれ、意外と良いのよ!
使って分かった!ちふれ ルースパウダーのメリット・デメリット
崩れにくさを求める・高機能性を求める人にはやや物足りないかもだが、これで800円は安すぎるでしょう。
ちふれ ルースパウダーはこんな人にお勧め
- しっとり系よりはサラサラとした質感のパウダーが好きな人
- 毛穴を自然にぼかしてくれて、シームレスなふんわり美肌に仕上げたい人
- パールありorなし、その日のメイクや気分によって使い分けたい人
- ドラッグストアで手に入るプチプラがいい人
- 酸化亜鉛フリーのコスメでメイクしたい人
さらさらが好きだけど乾燥する!という人にこそ使ってほしい。
逆にちふれ ルースパウダーがおすすめできない人は?
- カバー力の高いパウダーを使いたい人
- しっとり系の高保湿感のあるパウダーがいい人
- 華やかなパッケージのものを使いたい人
脂性肌などで崩れを抑えたい人にもやや役不足かな。崩れにくさならこっち!
ちふれ ルースパウダーの使い方!
いつものスキンケア→化粧下地→リキッドやクリーム、クッションファンデ→仕上げにちふれのルーズパウダー
- パフにとってたっぷり乗せたあと、ブラシで余分な粉を払っておくとより崩れにくくサラサラな状態をキープできる
- ツヤ感を残したい場合は大きめのブラシで表面をクルクルと磨くように付けると程よいツヤが残せる
- 軽い質感の肌に仕上げたいときや肌を休めたい日には下地にこのパウダーのみでも肌負担を最小限に抑えつつナチュラル美肌に見せられて◎
シーン問わずにガンガン使える大容量がgood!
本当に、隠れた名品
色展開は2色のみではあるが、大きく好みが別れるマット系orツヤ系から選べるようになっている配慮も嬉しい。
大切な部分はしっかり抑えながら無駄は排除し、機能性の高いものを低価格で世に送り出してくれる、ちふれのプライドが感じられるパウダーだ。プチプラパウダー選びの参考になれば幸いである。健闘を祈る。