韓国発のスキンケアブランドであり、ドクダミやシラカバといった自然の力を配合した動物実験も行わないヴィーガン化粧品メーカーであるアヌアから、高濃度アゼライン酸配合セラムが注目を集めている。
その名は、「アヌア インテンスカーミングセラム」。アゼライン酸15%配合かつCICA×アゼライン酸のWアプローチで、ニキビや肌荒れを根本からケアする高機能美容液としてゆらぎ肌からの信頼度はかなり高い。
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アゼライン酸とは?|特徴と魅力を徹底解説
アゼライン酸とは海外では昔からニキビの治療薬として使用されている成分であり、近年では日本でもニキビ治療の一つの手段として取り入れられている成分である(1)。
アゼライン酸は、小麦やライ麦などの穀物や酵母などの天然由来のものに含まれる酸であり、肌に塗ったときの刺激感が少ないということから特に敏感肌に使いやすい成分としても人気を博している。
近年では治療薬のみならず、スキンケア成分としても注目されている成分で、皮脂分泌の抑制や抗炎症作用・メラニン産生の抑制、毛穴詰まり・ざらつきの予防などにも効果が期待できる。
敏感肌に使いやすい成分であるが、高濃度となるとやはり肌質によっては刺激となる可能性もあり!
アヌア アゼライン酸は何が良い?
特に注目なのは15%の高濃度仕様!15%以上であれば、ニキビ治療薬のアダパレン(ディフェリン®)や過酸化ベンゾイル(ベピオ®)とほぼ同等の効果があるとする研究も存在します(2)
アヌア アゼライン酸のスキンケア順番|どのタイミングで使うべき?
洗顔→化粧水→インテンスカーミングセラム→保湿
- 化粧水で肌のキメを整えた後、適量(2〜3スポイト)を取り、全顔に馴染ませる。肌全体にレイヤリングした後、気になる部分に追加でトントンと塗布することで集中ケアが可能
- 最後にしっかりクリーム等で保湿することで肌にうるおいを保つことができる
- 朝と夜の使用が可能だが、朝の使用の場合は日焼け止め等で紫外線ケアすることがおすすめ
- また万が一刺激を感じる場合は2日に1回など使用頻度を下げて肌に合わせてのご使用がおすすめ
アゼライン酸の効果を最大化!|正しいスキンケア手順とコツ
アゼライン酸は皮脂抑制の効果や抗炎症作用があるため、しっかりと肌に水分を与えてから使用がおすすめ。
一見皮脂抑制の効果は良いものと見られがちだが皮脂が分泌されづらくなる一方で乾燥しやすくなったり、乾燥によって肌の状態が変わってしまったりする可能性もあるので、自分の肌に合った使用をすることが大切。また、水分をしっかり整えた上に使用しても乾燥が強くなっている分、保湿も大切なので保湿クリームでしっかりと水分を閉じ込めることが必要である。
<組み合わせると効果的な成分>
- 保湿成分
- 肌荒れ防止成分
- ビタミンC
セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分と組み合わせることで、アゼライン酸の副作用である乾燥を防ぎつつ、保湿力を高めることができる。
ナイアシンアミドやグリチルリチン酸ジカリウムなどの肌荒れ防止成分と組み合わせることで肌荒れを防ぎながら効果を高められる。
ビタミンCは、抗酸化作用やコラーゲン生成促進作用があり、美白効果やシワ改善効果も期待できる。高濃度である場合は刺激が強すぎてNG!
ビタミンCの中でも、刺激の少ないビタミンC誘導体との併用がおすすめ。
併用NGアイテムは?|スキンケア順番で気をつけたいポイント
- 高濃度ビタミンC
- レチノール
- ピーリング成分
- ハイドロキノン
ビタミンCは、美白効果や抗酸化作用があり、美肌作りに欠かせない成分であるが、高濃度のものは刺激が強いため、アゼライン酸との併用は避けるのがおすすめ。特に油溶性のビタミンCは乾燥しやすいので、アゼライン酸と使用すると乾燥もしやすいので注意。
レチノールは、シワ改善やニキビ跡の改善に効果的な成分だが、ターンオーバー促進作用に優れる=刺激が強く、アゼライン酸との併用はNG。
ピーリング成分は、古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを促進する効果があるが、アゼライン酸と併用すると、肌への刺激が強くなりすぎる可能性がある。
ハイドロキノンは、メラニンの生成を抑え、シミやくすみを改善する効果があるが、刺激が強くアゼライン酸との併用は推奨されていない。
アヌア アゼライン酸の成分解析
商品名 | アゼライン酸15インテンスカーミングセラム |
内容量 | 30ml |
説明 | 赤くなった肌トラブルを和らげ、 肌コンディションを整えるセラムです。 さっぱりとした軽い塗り心地で さわやかな使用感です。 |
水,PG,アゼライン酸,水酸化Na,1,2-ヘキサンジオール,ツボクサエキス,DPG,BG,パンテノール,ヒドロキシエチルセルロース,グリセリン,エチルヘキシルグリセリン,メリアアザジラクタ葉エキス,サリチル酸,ビオサッカリドガム-1,アラントイン,グリチルリチン酸2K,メリアアザジラクタ花エキス,ヒアルロン酸Na,ティーツリー葉水,コハク酸,トタロール,β-グルカン,デキストリン,カカオエキス,ツボクサ葉エキス,ツボクサ根エキス,マデカッソシド,アシアチコシド,アシアチン酸,マデカシン酸,トコフェロール,スクワラン,PCA亜鉛,クロレラエキス,セラミドNP,ヒアルロン酸ジメチルシラノール,加水分解ヒアルロン酸,加水分解ヒアルロン酸Na,ヒアルロン酸,ヒアルロン酸K,ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム,ヒアルロン酸クロスポリマーNa,ヒアルロン酸ジメチルシラノールNa,アセチルヒアルロン酸Na
青色ラインは水溶性保湿成分・太字は油性のエモリエント効果(肌の水分蒸発を防いでうるおいを保ち肌を柔らかくする)のある成分!赤色ラインは肌荒れ防止効果やキメを整えるなどの効果が期待できる成分!
その他は増粘剤や乳化剤・安定剤や紫外線防止成分などの成分!
アゼライン酸15%配合!ニキビや赤みが気になる人への救世主
今回の製品はまさかのアゼライン酸15%配合。
裏面の成分表からわかるようにアゼライン酸が1番最初の名称になっている。アゼライン酸は赤みや過剰に出てしまった皮脂などに作用し肌の皮脂バランスを整えてくれる成分であるため高濃度ということから効果を発揮しやすい処方に。
さらに今回の製品はCICAも配合されているため乱れた肌を優しく鎮静し低刺激ながらも敏感になった肌を優しくケアしてくれる。
ツボクサの全てを詰め込んだエキスがたっぷり!アヌア厳選のツボクサエキス配合
さすがアヌア!と言いたいのが、あらゆる部位のツボクサエキスを配合していること。「ツボクサエキス」「ツボクサ葉エキス」「ツボクサ根エキス」「マデカッソシド」「アシアチコシド」「アシアチン酸」「マデカシン酸」などあらゆるツボクサを入れている点において、優れた抗炎症効果を発揮しやすい処方に。
- マデカッソシド・マデカシン酸
ツボクサ由来の成分で、肌荒れや乾燥、敏感肌をケア。韓国ではいち早く注目されている成分。 - アシアチコシド
抗酸化・鎮静効果があり、紫外線や汚染によるダメージを軽減。日焼け後や色斑が気になる肌を落ち着かせる。 - アシアチン酸
肌の老化を招く「糖化」を防ぎ、日焼けや老化を抑制。
これらの成分がバランスよく働き、肌を守りながら健やかに整えてくれるのがアヌアの魅力。特に敏感肌や外的ダメージが気になる方にもおすすめ。
乾燥肌の方は注意!しっかり保湿しないと乾燥が目立つかも…
保湿成分について見ると、BGやDPGが配合されているものの、成分表の位置から配合量は少ないと推測される。そのため、即効性のある保湿成分は主にPGやヘキサンジオールに頼っている状況だ。
ヘキサンジオールは殺菌や防腐効果には優れているが、BGやグリセリンと比較すると保湿効果は弱い。このことから、この製品単体で十分な保湿を期待するのは難しい可能性がある。したがって、この製品を使用する際は、前後のスキンケアでしっかりと保湿を補うことが重要である。
アヌア アゼライン酸のSNSや口コミサイトでの評判!
Anuaのアゼライン酸15インテンスカーミングセラム、これすっごいよ…使い出してから肌トラブルとか顔の皮脂テカリとかメイク崩れが気にならなくなった…アゼライン酸恐るべし…サラサラなテクスチャーで使いやすいけど使うと顔の乾燥が気になるからしっかりとした保湿大事🙌🏻🩵 #Qoo10メガ割 pic.twitter.com/B82YybgQiX
— デデクラ (@dedekuracosme) November 27, 2024
˗ˏˋ わたしのベスコス2024 ˎˊ˗
— ぴなよ (@piy_eonm) January 4, 2025
ෆ 美容液 ෆ
⋆ Anua
アゼライン酸15 インテンスカーミングセラム
ほとんど肌荒れしなくなった!
お肌綺麗になったねってほめられたのはアヌアのアゼライン酸のおかげだとおもうෆ pic.twitter.com/C05ZU3bdgR
anuaのアゼライン酸ほんとに皮脂抑制されるわ。アザクリア効かなかった人も試す価値あり。ただ白い粉みたいな成分の結晶みたいなのが顔に残る事がある
— あんず (@OgD4s6) January 7, 2025
Love me touchも買ったからこれから試してみる。
Anuaのアゼライン酸、皮脂とまりすぎてむしろ乾燥するまであるな。すごい
— しいたけくん (@Ureshii_take) January 12, 2025
アゼライン酸15%濃度という攻めた処方を全面的に打ち出せるのは、韓国コスメならでは。
アヌア アゼライン酸の実際の使用感をレビュー
香りは無く無香料。香料で肌が敏感になる方や匂いに敏感な方にも臆せず使えるのが良点の一つ。
テクスチャー・肌馴染みは?
とろみがあるが、肌に伸ばすと非常に伸びが良いみずみずしさ。
ベタつきはなくゆるいセラム状で適度な保湿感が絶妙。肌質問わず使いやすいライトなテクスチャーが◎
保湿力は?
乾燥肌でも難なく使用できるが、全顔に塗ると乾燥が目立つ可能性があるので、ニキビ部分や赤みに部分使いがおすすめ。毛穴が日開いてしまった部分にも効果的。
少し突っ張る感もあるので使用後のクリームでの保湿が大事。
持ちは?
伸びが良いテクスチャーなので、少量で足りる。部分使いであればさらに持ちが良いので長く使用できる。ただ直射日光はNGなので注意が必要。
使って分かった!アヌア アゼライン酸のメリットデメリット
アヌア アゼライン酸はこんな人におすすめ!
- ニキビや肌荒れに悩んでいる人
- テカリや皮脂過剰が気になる人
- 毛穴の目立ちや肌のキメが気になる人
逆にアヌア アゼライン酸がおすすめじゃない人は?
- 濃厚なテクスチャーやリッチな使い心地を好む人
- 高い保湿力を必要とする人
アヌアらしい攻めた処方で肌への効果が期待できる製品
この製品はアゼライン酸15%配合とかなり攻めた処方であったが肌悩みにしっかりアプローチしてくれる製品ということがわかった。アヌアらしいツボクサエクスの厳選の仕方や植物エキスの選び方などしっかりと考えられていた製品である。
しかし、アザライン酸15%配合されている分、乾燥肌の方や敏感肌の方はしっかりと肌の状況を見ながら使用することがおすすめ。肌の悩みは長い目で考えて治すことが重要なので焦らず使用していくことが重要である。
参考文献
1)尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン策定委員会, 山﨑 研志, 赤松 浩彦, 大森 遼子, 上中 智香子, 川島 眞, 黒川 一郎, 幸野 健, 小林 美和, 谷岡 未樹, 古村 南夫, 山﨑 修, 山本 有紀, 宮地 良樹, 林 伸和 日本皮膚科学会雑誌/133 巻 (2023) 3 号
2)炎症後色素沈着およびニキビの治療におけるアゼライン酸 (AzA) ゲル 15% の有効性と安全性: 16 週間のベースライン対照試験 – JDDonline – Journal of Drugs in DermatologyBack ButtonSearch IconFilter Icon